【レポート】第二十五回/京都府

2018.10.10

9/3(月)、京都府京都市。天気は晴れ。

京都駅からタクシーで5分ほどの中心地に会場はあった。
名前はホテルアンテルーム京都

2011年に京都駅の南側に位置する学生寮をリノベーションしてできたホテルでスタイリッシュで開放感のある空間が特徴的。
先日の滋賀開催時にも紹介させていただいた、UDS株式会社が運営しているホテルだ。

『百姓一揆』とは少し雰囲気が異なったが、落ち着いた雰囲気での百姓一揆はそれはそれで斬新だった。

しかし雰囲気が違うのは会場だけではない。今回は、ご参加の皆さまもいつもの百姓一揆とは一味違っていた。

京都という都市での開催であったが農家さんに多くいらしていただいた、というのも特徴ではあったが、
何より株式会社 坂ノ途中の代表取締役の小野邦彦さん、
株式会社 マイファームの代表取締役の西辻一真さんもご参加いただいたというのが今回の百姓一揆のサプライズであっただろう。

高橋が「同志」と語るこのお二方のご参加により、今回の百姓一揆も大変に盛り上がるものとなった。

会の途中、坂ノ途中の小野さんは「自分たちは工業製品ではなく、野菜という生きものを売っている。
だから毎日味も形も変わり、それは当たり前のことなのだが、その当たり前を食べる人に知ってほしいと思っている」とお話されたが、高橋はその話しに大きく共感していた。
高橋は「ぼくら人間もみんな顔が違うし、体調がいいときもあれば悪いときもある。自然には、何ひとつ同じもの、同じときはないわけで。
その世界を流通に反映させ、価値に転換しようとしている坂ノ途中の挑戦には、同じ世界を目指すポケマルや食べ通として非常に共感する」と続いた。

また、マイファームの西辻さんが「産業としての農業だけではもはや時代の要請に応えられず、人と人をつなぐ場としての新たな役割が求められている。
イギリスでは、孤独による経済的損失が年間5兆円あり、孤独解消担当大臣までいる」と語った。

これは私も初耳で大変に驚いた。高橋はこれに対し「日本も決して他人事ではない」と返答していたが、参加者の皆さんも大きく頷いていたのが印象的だった。

最後は参加者の皆さんとパチリ。
台風が迫っている最中、遅くまでご参加いただきありがとうございました。
(スタッフ中山)

▼高橋博之からの一言
京都のみなさん、台風襲来前夜にも関わらず、平成の百姓一揆にご参加いただき、ありがとうございました!
ここのところ移動続きで工業的食事が続いていたので、翌朝はホテルで坂の途中さんのお野菜をいただき、本当に美味しくて、3回もおかわりしてしまいました。

座談会の最後にお話させていただきましたが、人生100年時代に最も大切なことは、幸福な1日です。
不幸な1日がただ伸びるだけでは、生き地獄です。生きることは「間(あいだ)」にあるというのが僕の持論ですが、
自然との間、他者との間を食を通じて取り戻していくことこそ、人生100年時代に相応しい人生、社会のあり方だと、改めて確信できた夜でした。
ぼくの後頭部は猛スピードでツルツルに向かっていますが、社会は食の力でどんどんゴニョゴニョさせていきたいと思います。

百姓一揆はちょうど折り返しとなりました。残り24都道府県。まだ開催してない場所にお知り合いの農家さんがいらっしゃったら、
是非、平成最後の百姓一揆への参加を呼びかけていただけばと思います。それでは、また会う日まで、どうかお元気で。