【レポート】第十六回/秋田県

2018.7.11

7/5(木)、秋田県五城目町。
今回の47キャラバンは、五城目町のSharevillage町村にて行なった。
昼間はあいにくの天気であったが、夕方につれ徐々に雨は止み無事開催することができた。

今回はシェアビレッジ・プロジェクトの運営を行う株式会社kedama様、ハバタク株式会社様に会場の協力をいただいた。この場で以って改めて感謝したい。

参加者は地元の農家さん、漁師さん、六次産業化プランナー、そして関東からの移住者方などバックうラウンドは様々な30名の方々。

いつもの通り、まずは高橋が今の一次産業の姿、そしてこれからあるべき一次産業の姿を語る。
その後、参加者の方々から自己紹介を行なっていただくのだが、参加者であるとある農家さんの感想が大変興味深かったのでこちらにてその一部を紹介したい。

“今は農業体験を実施しており、多くの子供さんに田んぼに来てもらっている。子供たちは私が稲の植え方を説明している際は静かにしているが、
いざ植えるとなったら楽しそうにはしゃいでおり、子供は土と触れ合うのが好きなのだとつくづく感じる。一方で土は汚いと言っている親御さんもいらっしゃる。”

この発言をなされたのは、かつて上場企業の金融機関で勤務しその後農家になられた方。
今では18haの田んぼに、あきたこまちを作付け、全量ご自身で販売されているというから驚きだ。

この農家さんの発言にもあったが、
一体いつから、土は汚いものと化してしまったのだろうか。
一体何がきっかけで土は汚いものとなってしまったのであろうか。

食べ物を作る大事な一つの基盤は言わずもがな土であることは間違いない。
しかし、自然と隔離された中で日常生活を行なっていく中で、いつしか自然の一部である土は忌み嫌われるものに成り果ててしまったのかもしれない。

一方で、園芸療法(*1)という心や体を病んだ人たちのリハビリテーションとして園芸活動をセラピーの手段として利用するものがあるらしい。
植物や土に触れることでストレス軽減や意欲向上・身体機能の維持や回復・痛みの軽減などを目的とするもので、
実際に兵庫県では2002年に、全国で唯一、県知事が園芸療法士を認定する本校の園芸療法課程を開講している。

この園芸療法はかつては人々が当たり前に行なって来ていたものだったのではなかろうか。
昔の人々は“園芸療法”たるを自覚せず、現代の”園芸療法”を行い、心と体のバランスを保っていたのだろう。
そんなことを考えながらお酒を飲んでいたら、夜2時を過ぎていた…。

皆様座談会、そして懇親会のご参加有難うございました。
【文責:中山】

▼高橋博之からの一言
シェアビレッジはすでに一揆というイベントをやっていて、しかもそこは茅葺屋根の古民家。
その座敷で平成の百姓一揆をやったので、最高の雰囲気だった。一方で、生産と消費をつなぐ人が増える一方で、生産者は増えないという農家の声が、ズシリと響いた。

(*1)兵庫県立淡路景観園芸学校HPより