第十四回 / 広島県

2018.6.28

本日は広島県に来ております。
座談会が始まる前に、ポケマル生産者である広島県呉市倉橋町の有限会社石野水産さんへとお邪魔しました。
6/11にちりめん漁が解禁となったことを受けて、石野さんへのひろしまテレビの取材が入っているので、その取材に代表の高橋も是非一緒にと、粋な計らいをして頂いたことがきっかけでした。

「ちりめん」と一言で済ませてしまっても、その漁の様子や、加工工程など初めて知ることが多く、大変に貴重な機会に身を置かせて頂きました。
高橋が動画付きでその時の様子を、Facebookに投稿しておりますので、ぜひ一度ご覧ください。

さて、広島での47キャラバンでは高橋の【講演、対談、トークセッション】の3本立てになりました。参加者もいつもの2倍以上となる70名以上の人が参加してくださりました。そのため、第1部の高橋の講演も熱が入っており、会場の方々も時折おおきく頷いたり、メモを取るなど熱心に聞いて下さいました。

第2部では、中国新聞論説委員の石丸さんをゲストに迎え、石丸さんと高橋の対談となりました。その中で石丸さんは「1000人集める集会を1回やるよりも、30人集まる集会を30回やった方がいい。それが文化をつくるんだと、永六輔は言っていた。高橋さんがやってきたことも同じじゃないか。」と言ってくださり、高橋がこれまで「2,30人の座談会」にこだわってやってきたことは知らず知らずのうちに文化を作ってきたのだと、納得するものがありました。

第3部は、広島県の若手生産者4名と石丸さん、高橋を交えたトークセッションでした。下記、生産者の紹介をさせて頂きます。

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・ルンビニ農園:今田典彦さん
市役所勤務から140年以上の栽培の歴史がある広島菜について、栽培技術が失われるのは地域の文化を失うことになると考え、就農を決意。広島市安佐南区沼田町吉山にて新規就農して12年目。現在では広島市でも屈指の野菜農家となり、今田さんを慕う若手生産者も数多くいる。都市近郊農業の課題に主体的に参画し、ふるさとである川内の「生産緑地」のために東奔西走している。

・セーフティフルーツ:能勢賢太郎さん
自然食品の配達会社勤務後、親元就農として穏やかな瀬戸内海に浮かぶ生口島の「広島県尾道市瀬戸田町」で、化学合成農薬不使用、有機JAS認証に準ずる基準で皮まで食べられるレモンやブラッドオレンジなどを栽培している。慣行栽培(農薬や肥料を使った一般的な栽培)が一般的な柑橘農家としては珍しく、親の代から受け継いだ農法を守り続けている。

・中岡農園:山本悟史さん
元ホテルマン、リーマンショック後に自分が経済に合わせて生きていることに気がつく。自然のリズムに合わせて生きていくために「自然農」と出会い、世界遺産に登録されている「宮島」にて新規就農。世界的に人気の観光スポットとして有名だが、観光地として賑わうエリアから離れた最奥で自然農を営んでいる。耕さず、肥料・農薬を用いず、草や虫を敵としないことなどを基本とした農を実践。

・カシワダイリンクス:相馬行胤さん
旧相馬中村藩の藩主家第34代当主で、ポケマル生産者でもある。元々は北海道で肉牛、福島でしいたけ栽培を営んでいた。しかし、東日本大震災後の2013年から広島県神石郡神石高原町に移住し、全く経験のなかった放牧酪農をはじめる。アニマルウェルフェア、無農薬、手作りなどをキーワードに「安全、おいしさ、いのち」に向きった酪農を営んでいる。
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「新規就農の大変さ」「地元の人に認めて貰うまでの大変さ」「有機が日本で広まらない大変さ」「都市農業の大変さ」などの質問をさせて頂きましたが、みなさん共通していたのは「お客さんとコミュニケーションを取れる距離にいるかどうか」をとても大切にしていることでした。
例えば、有機JAS認証マークだけを信用して購入するのか、有機JASに準じて栽培している能勢さんがどんな人となりで、どの様に栽培していることを知った状態で購入するのか。もちろんどちらが正解、不正解はありませんが今回のトークセッションでは生産者にとってもお互いの人となりを知った上で販売をしていきたいのだな、と改めて確認することが出来ました。
【文責:細越】

▼高橋から一言
キャラバン史上最多の参加者に燃えた。参加者の傾聴力の高さにさらに燃えた。そして、この夜、カープの逆転勝利にさらに燃えた。